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インタビュー その4

第4回目は、

吉野 博都(よしの ひろと)さん(醍醐FC5期生)

現・細田学園高校サッカー部コーチ(第1回目インタビュー上田さんの元でコーチとして活躍しておられます)

競技歴・伏見SC→京都醍醐FC→京都橘高校→龍谷大学

指導歴・京都醍醐FC

では、質問へ。

①何歳からサッカーを始めましたか?

答:8歳です。友達に誘われて始めました。


②小学生の時学んだことで、その後に活かされたことは何ですか?

答:小学生の時は自分のプレーだけを意識してサッカーをしていました。いつも自分がボールをもってプレーすることに喜びを感じていました。上手くなるために、時間があればいつも公園で練習をしていました。そういった意識や取り組みのおかげで、技術が身についたと思います。身につけた技術は今でも衰えていません。キレはありませんが(笑)。

そして、この技術は一度身につければ、ずっと活かせるものだと思っています。

もう一つ、ボールをもってプレーする喜びはいつになっても忘れません。この気持ちは小学生の時に学びました。ボールを好きだという気持ちは今も同じです。私はユース年代やジュニア年代の指導者をしていますが、この仕事を選んだのも小学生の時に学んだサッカーの楽しさや喜びが大きく影響しています。私の場合は、小学生の時に学んだことが今の人生の選択に大きな影響を与えています。


③中学生の時学んだことで、その後に活かされたことは何ですか?

答:中学生になって醍醐FCに入団し、真にサッカーを学びました。小学生でやっていたことはただボールをプレーしているだけで、サッカーをプレーしていなかったことに気づきました。社会性を身につけ、味方と一緒に闘うことを学びました。1人ではプレーできないのがサッカーです。人との関わり、仲間や相手を尊敬し、その中で自分のプレーを大切にする。これは醍醐FCで、サッカーを通して学んだことです。チームとしてどのようにプレーするのか、どうやって仲間と関わっていくのか。こういったことを学びました。

高校に進学して、この学びは私にとって非常に大きなアドバンテージになりました。高校では部員数が120名ほどいました。いくつかのカテゴリーに分かれて活動していましたが、私は卒業するまでに全てのカテゴリーを経験しました。もちろん、カテゴリーが変わるにつれて一緒にプレーする選手も変わります。また、戦術やチームのスタイルが変わることもありました。しかし、私は中学生の時の学びを活かしてどんな状況でもだいたいは順応できたと思います。「チームとして」どうプレーするのか、ということを知っていたおかげだと思います。また、集団の中で自分の力を発揮する「社会性」を中学生の時に学べた結果だと思います。


④今、高校の指導者をされていますが、小学生・中学生の時に中々試合に出られなかったけど、高校で活躍している選手はいますか?いたらどんな選手ですか?

答:たくさんいます。今指導しているチームは昨年県内で上位の成績を収めました。これはチーム史上初の好成績でした。上位までいくと、ほとんどのチームの選手は県内でも有名な選手やJの育成チームで中学生年代を過ごした選手ばかりです。しかし、私たちのチームでは出場選手の半分が3年前まで中学校の部活動でプレーし、また半分はクラブチームですがスタメンでの出場をほとんど経験したことのない選手が活躍しました。もちろん、クラブチームでスタメンで活躍していた選手も何名かいます。

この結果はみんなに知って欲しいです。

では、彼らはなぜ活躍できたのでしょうか?たくさんの理由があると思いますが、今回は私が考える2つの理由を挙げたいと思います。

1つは質の高い練習です。練習時間の中で常に集中し、全力で取り組む姿勢です。質の高いプレーではなく、質の高い練習です。これを継続するのは非常に難しいです。たとえば、練習中にコーチが「給水!」と声をかければみんな集中力を切らして体と心を休めます。しかし、質の高い練習ではそれは許されません。つまり、練習中の90分間はいつ何時も集中を切らすことは許されないのです。給水時間も味方とコミュニケーションをとり連携を高め、プレーを待つ時間も味方のプレーを評価しながら自分のプレーをイメージします。

このように常に集中した練習をすることで、上達のスピードが圧倒的に早まったのだと思います。

2つ目は、強いものに立ち向かう姿勢です。自分たちより強いチームは他にたくさんあります。自分より上手い選手は他にたくさんいます。自分より強いものと対峙したときに怖気づいて逃げ腰になるかもしれません。一方で、彼らは強い相手と対峙したときに普段よりも闘うオーラというか、闘いに挑む目というか、そういったものを強く感じました。自分より上手い選手に勝っていかなければ試合には出られません。そういった闘う姿勢を持つことが活躍の秘訣だったのかもしれません。


⑤最後に、スクール生、中学生に、先輩として一言お願いします。

答:今、世界は苦しい状況に置かれています。サッカーもできない状況です。みんなも健康には気を付けて、また元気な姿でグラウンドに立てるように毎日の生活を送って下さい。

サッカーではたくさんのことを学べます。サッカーは人生の縮図、とはよく言ったもので、まさにその通りだと思います。しかし、サッカー以外のところでもたくさんのことを学ぶことができます。「学ぶ姿勢」が全てを学びに変えてくれます。学ぶことのできる人が成長できる人だと思います。みんなには未来で活躍するための力が秘められています。何者にでもなれます。学び続けて、夢を叶えて下さい。


博都、ありがとう。

入団した時、小さくて目立たなかった博都。いつか、突然丸坊主にしてきたことがあったよな。「なぜ?」って聞いた時「サッカーだけに集中したい」と言った時の覚悟を持った大人びた顔は忘れません。上手い、下手ではなく、サッカーに対する、想い、覚悟を感じました。高校で全国準優勝の舞台に立てなかったかもしれませんが、その中でAチームも経験できたのは、その想い、覚悟が要因じゃないでしょうか。

指導者を目指しグラウンドに帰ってきた博都を観た時、「素晴らしい指導者になる」と確信しました。

また京都に帰ってきたときは、グラウンドに来てください。

頑張れ!博都。

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